サッカーW杯開幕へ 地元ロシアがサウジ戦
【モスクワ=共同】サッカーの第21回ワールドカップ(W杯)ロシア大会が14日、モスクワのルジニキ競技場で地元ロシアとサウジアラビアが対戦して開幕する。4年に1度、世界が熱狂する祭典には強豪32カ国が出場。7月15日(日本時間16日)の決勝まで11都市12会場で約1カ月開催される。
決勝トーナメント進出を目指す6大会連続出場の日本は19日にコロンビアとの初戦に臨み、24日(日本時間25日)にセネガル、28日にポーランドと対戦する。14日はロシアでのベースキャンプ地となるカザンで初練習。
プーチン大統領が威信を懸ける大会は、旧共産圏で初開催。外交面での欧米諸国との対立や、国ぐるみのドーピング問題で厳しい視線を浴びる中、成功に導けるか注目される。
優勝賞金は前回のブラジル大会から300万ドル増の3800万ドル(約41億8千万円)。ドイツは史上3チーム目の2連覇を狙う。ネイマールを擁するブラジルや、前回準優勝のアルゼンチン、スペインなどが覇権を争う。
国際サッカー連盟(FIFA)によると、開幕1週間前の時点で240万枚以上の入場券が売れた。放映は200カ国以上に及び、約30億人のテレビ観戦が見込まれる。