横審委員長「決意を尊重」 稀勢の里の名古屋休場
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は5日、大相撲の東横綱稀勢の里関(32)=茨城県出身、田子ノ浦部屋=が名古屋場所(8日初日・ドルフィンズアリーナ)を休み、8場所連続休場となったことに「来場所に全てを懸けるという本人の決意を尊重したい」との談話を発表した。
9月の秋場所で進退問題は不可避となりそうだ。北村委員長は「休場となったことは残念だが、万全ではないと自ら判断したのだからやむを得ない」と見守る構え。横審は5月の夏場所後の会合で、万全の状態に戻してからの復帰を望み、名古屋場所の休場を容認する見解で一致していた。
横綱の8場所連続休場は年6場所制となった1958年以降の横綱で、7場所連続全休の貴乃花を抜いてワースト記録を更新した。〔共同〕