阪神・原口がチーム合流 大腸がんから復帰目指す
大腸がんからの復帰を目指すプロ野球阪神の捕手、原口文仁選手(27)が7日、2軍の練習拠点である兵庫県西宮市の鳴尾浜球場を訪れ、手術後初めてチームに合流した。ユニホーム姿で取材に応じ「本当にうれしい気持ち。今シーズン中に必ず甲子園に戻って活躍したい」と語った。
球団によると、担当医から許可が下りたため、チームに合流。室内で自転車をこぐトレーニングをし、汗を流した。
原口選手は昨年末の人間ドックで大腸がんと診断され、治療に専念していた。1月31日に自身のツイッターで「先日、無事に手術終えました」と報告。2月6日には「先日、退院しました」と書き込んでいた。
会員制交流サイト(SNS)でのメッセージや手紙などが多く寄せられたといい「すごく勇気をもらった。たくさんの人に夢や希望を与えられるように頑張りたい」と感謝を口にした。
原口選手は、東京・帝京高から2010年にドラフト6位で入団し、勝負強い打撃が持ち味。昨季は代打で23安打を放ち、08年に桧山進次郎氏がマークした代打のシーズン最多安打の球団記録に並んだ。〔共同〕