紀平「痛いけどやる」 四大陸フィギュア、8日開幕
【アナハイム=共同】欧州以外の国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権は7日(日本時間8日)に米アナハイムで開幕する。6日に公式練習で日本勢が調整し、前日に転倒して左手薬指を負傷した女子の紀平梨花(関大KFSC)は患部をテープなどで補強し、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度決めた。「痛いのは痛いけど、一応この状態でやろうと思う」と出場を明言した。
日本スケート連盟のチームドクターがエックス線画像から「第2関節の亜脱臼」と診断。前日に比べて痛みは引いているという。午前の練習は軽めだったが、午後に3回転ルッツからの連続ジャンプや左手で片足を持つレイバックスピンの動きも確認した。2連覇に挑む坂本花織と三原舞依(ともにシスメックス)はジャンプが安定していた。
男子で初優勝を狙う宇野昌磨(トヨタ自動車)はフリーの音楽を流し、トーループとフリップの4回転を成功。「最善を尽くしてよりよい順位を取りたい」と話した。田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)と友野一希(同大)も本番に備えた。
7日のショートプログラム(SP)で女子は紀平が19番、坂本が20番、三原が最終22番、男子は友野が18番、田中が20番、宇野が22番で演技する。