紀平「調子上がってる」 19日から全日本フィギュア
フィギュアスケートの全日本選手権は19日、東京・国立代々木競技場で開幕する。18日に公式練習が行われ、女子は初制覇を狙う紀平梨花(関大KFSC)、男子は3連覇中の宇野昌磨(トヨタ自動車)やシングルで最後となる高橋大輔(関大KFSC)らが調整した。4年ぶりに出場する冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA)は練習せず、同日夕に拠点のカナダから帰国した。
昨季のグランプリ(GP)ファイナル女王の紀平はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が安定した一方、4回転サルコーが決まらなかったが「調子は上がっている。本番では入れていきたい」と語った。前回女王の坂本花織(シスメックス)や4度優勝の宮原知子(関大)、樋口新葉(明大)も動きを確かめた。
今季不振の宇野はフリップ、トーループの4回転が好調で「やっと状態を以前に戻せた」と前向き。来年からアイスダンスに転向する高橋は「これで一区切り。全力でやって、すっきりと終わりたい」と話した。
世界選手権(来年3月・モントリオール)代表選考会を兼ねており、代表は男女ともに3人。19日に女子ショートプログラム(SP)、20日に男子SP、21日に女子フリー、22日に男子フリーを実施する。〔共同〕