正力賞にソフトバンク工藤監督 4度目、王貞治氏に並ぶ
今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が13日、東京都内で行われ、ソフトバンクを3年連続の日本一に導いた工藤公康監督が選手として選ばれた1987年、監督就任後の2015、18年に続く4度目の受賞を果たした。
4度目の選出はソフトバンクの王貞治球団会長に並び史上最多。2年連続は1994、95年のイチロー外野手以来、2人目となった。
選考委員会の座長を務めた王会長は「勝ったということだけでなく、思い切った用兵など、なかなかできないことを貫いたのが素晴らしかった」と説明した。議論の中で球団の組織力も評価の対象にすべきだという声が上がり、来年以降は表彰対象が個人だけでなくチームにも拡大される見通しとなった。
出席した選考委員は王会長のほか、野球評論家の杉下茂さんと中西太さん、ノンフィクション作家の門田隆将さん。山本浩二さんは欠席した。〔共同〕