ワールドラグビー会長、日本躍進と盛り上がり評価 W杯
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の組織委員会と国際統括団体ワールドラグビー(WR)は15日、1次リーグを総括する記者会見を東京都内で開き、WRのビル・ボーモント会長は「(将来的に)再びW杯が日本に戻ってくることにちゅうちょはない。この国の反応は格別だ」と述べ、アジア初開催の今大会における日本代表の躍進と国内の盛り上がりを高く評価した。
台風19号の影響で1次リーグは3試合が実施できず、W杯初の試合中止を余儀なくされたが、37試合の観客数は128万38人に達した。座席数の約99%に当たる180万枚以上のチケットが販売済みで、全国16カ所の無料の「ファンゾーン」に約86万4千人が来場したことも報告された。
大会組織委の嶋津昭事務総長は「大災害の中で、前半戦を終えることができたのは幸せなこと。ファンの支えで遂行できた」と感謝した上で「中止となった6チームの方々に悲しみを与えたことに心からおわびを申し上げたい」と語った。
組織委は12日と13日に実施した試合について、台風の影響で観戦に行けなかった人を対象に、チケットの払い戻しを検討していることを明らかにした。〔共同〕