大谷、来季は「登板試合で打席立つ」 エンゼルス監督が構想
【サンディエゴ=共同】米大リーグ、エンゼルスのジョー・マドン監督は9日、ウインターミーティング中のサンディエゴで記者会見し、大谷翔平を来季登板した試合で打者でも出場させる構想を明らかにした。ア・リーグが採用している指名打者(DH)制を解除する可能性に「やらない理由はない。年に50打席は増やせる」と語った。
大谷はDH制だったプロ野球日本ハム時代の2016年に「1番・投手」で出場し、先頭打者本塁打を放つなどしている。今オフに就任し、知将とされる同監督は「(昨秋に手術を受けた)肘の回復を妨げないように、どれだけ打席に立たせられるかを理解する必要がある」とも述べた。
ビリー・エプラー・ゼネラルマネジャー(GM)は、9月に受けた左膝蓋骨の手術のために中断していた投球練習を2日から再開していたと明らかにした。9日には今季までメッツ監督を務めたキャロウェー新投手コーチが初めて見守る中でブルペン入り。同コーチは「いい投手だ」と話したという。来季の投打の「二刀流」復活を目指し、今年のリハビリは今月中旬まで続ける。