ヤクルト奥川「プロの実感湧いた」 新人合同練習始まる
ヤクルトの新人合同練習が7日、埼玉県戸田市の2軍施設で始まり、全6選手が参加した。ドラフト1位の奥川恭伸投手(石川・星稜高)は首脳陣や約250人のファンが見守る中で約2時間半、体を動かし「見られているということですごく緊張感があった。徐々にプロになった実感が湧いてきている」と明るい表情で話した。
6人で並んでダッシュするメニューでは、鋭いスタートを切って先行し、状態の良さをうかがわせた。キャッチボールでは「バランスを意識して投げた」とフォームを確認しながらゆったりと投げた。球を受けたドラフト3位の杉山晃基投手(創価大)は「球の回転が今まで見たことない感じだった」と驚いた様子だった。
視察した高津臣吾新監督は奥川に「投げる姿を初めて近くで見た。腕の振りがスムーズで下半身の使い方もいい。絶対に日本を代表する投手に育てなくてはと改めて思ったし、こちらの責任はすごく大きい」と期待感を高めた。〔共同〕