望月、1位に浮上 テニスのジュニア世界ランキング
【ロンドン=共同】国際テニス連盟(ITF)は15日付のジュニア世界ランキングを発表し、ウィンブルドン・ジュニア選手権男子シングルスで初優勝した16歳の望月慎太郎(Team YUKA)が前週の9位から1位に浮上した。2004年からの現行制度下では日本勢初の1位。1991年に女子の杉山愛が世界1位になった例がある。
望月は四大大会ジュニア初出場だった6月の全仏オープンで4強入り。ウィンブルドンで日本男子で初めて四大大会ジュニアのシングルスを制覇。「快挙という実感はない。大会で勝てたことが自分にとっては成長」と喜んだ。ランキング1位には、若者らしくツイッターに「Wow(ワウ)!」と記した。
川崎市出身で、錦織圭(日清食品)が練習拠点を置く米フロリダ州のIMGアカデミーに中学1年から留学している。
日本テニス協会の盛田正明名誉顧問がジュニア選手を支援する「盛田ファンド」の先輩に当たる錦織は「大いに祝福したい。盛田ビジョンの成功を見ることができてうれしい!」と英語でツイートした。