宮原が調整、ジャンプすべて着氷 世界フィギュア
【ミラノ(イタリア)=共同】21日に開幕するフィギュアスケートの世界選手権の公式練習が19日、開催地イタリアのミラノで始まった。女子で平昌冬季五輪4位の宮原知子(関大)は練習会場で滑り、ショートプログラムの曲をかけた練習で全てのジャンプを着氷する上々の調整ぶりだった。26日の誕生日で20歳になるが「10代最後の試合という感覚がなくて、まだ20歳になる気がしない」と笑みを浮かべた。
男子は五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)と五輪代表の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が本番会場で調整し、宇野は4回転のフリップやトーループ、田中は4回転サルコーを確認。日本スケート連盟の小林芳子強化部長は「(2人は)氷の様子をうかがい、感触を確かめた」と話した。五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が右足首治療で欠場したが、さいたま市で行われる来年の世界選手権の出場枠をかけた重要な戦いに臨む。