阪神・原口が1軍復帰へ 1月に大腸がん手術
1月に大腸がんの手術を受けたプロ野球阪神の原口文仁捕手(27)が、1軍に復帰することが決まった。セ、パ両リーグの交流戦が開幕する4日に出場選手登録される見通し。千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われるロッテ戦を控え、3日に同市内で取材に応じた原口選手は「かなりの緊張感、楽しみとわくわくが両方あります。1軍に来たら結果が全て。気持ちを強く持って戦っていきたい」と意気込みを語った。
原口選手は昨年末に受けた人間ドックで大腸がんと判明し、1月24日に公表した。順調に回復し、3月7日に手術後初めてチームに合流。5月8日に2軍戦で実戦復帰し、2日の試合では復帰後初本塁打を放った。
1軍昇格を決めた矢野燿大監督(50)は「パワーみたいなものを持ってきてくれると思うし、皆さんを元気にしてもらえるようなプレーをしてくれることを、めちゃくちゃ楽しみにしている」と期待を寄せている。
原口選手は東京・帝京高から2010年にドラフト6位で入団。勝負強い打撃が持ち味で、昨季は代打で23安打し、桧山進次郎氏の球団シーズン最多記録に並んだ。〔共同〕