十両・安美錦が幕下転落へ 40歳の元関脇、動向注目
大相撲の元関脇で、右膝負傷で名古屋場所を3日目から休場している西十両11枚目の安美錦(40)=本名杉野森竜児、青森県出身、伊勢ケ浜部屋=が9月の秋場所で幕下に転落することが9日目の15日、確実になった。同日発表された10日目の取組に入っておらず、十両残留の目安の6勝に届かないことが決まった。
関取最年長の安美錦は今場所が魁皇と並び史上1位の関取在位117場所目。幕下に落ちれば、1999年九州場所以来20年ぶりになる。
動向が注目される安美錦は15日、名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋での朝稽古ですり足などを行った。「(膝は)劇的に良くなるわけではない。出るのか、出ないのか。一生懸命やって、一生懸命考えている状況。それ以上言えない」と述べた。
安美錦は史上8位の通算907勝など数々の記録を誇る。〔共同〕