スクラムハーフ田中「次の一戦に全力」 ラグビーW杯
ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会の1次リーグA組第3戦でサモアを下し、3連勝の勝ち点14で同組首位に立った日本代表は6日、試合のあった愛知県豊田市から東京都内へ移動し、記者会見した。スクラムハーフの田中史朗(キヤノン)は「この3勝は忘れ、次の一戦に全力で臨む気持ちで準備したい」と最終戦に向けて気持ちを切り替えた。
移動中の名古屋駅や東京駅では、居合わせた人たちから激励の声を掛けられ、選手たちは笑顔で応じるなど、期待の大きさをうかがわせた。
日本はサモア戦の終盤に福岡堅樹(パナソニック)と松島幸太朗(サントリー)の両ウイングが連続トライを挙げて、4トライ以上に与えられるボーナス点1を含む勝ち点5を獲得した。
初の1次リーグ突破が懸かるスコットランドとの最終戦は13日に横浜市の日産スタジアムで行われる。日本は勝つか引き分けでA組2位以内となり、決勝トーナメント進出が決定する。敗れても8強入りが決まるケースもある。藤井雄一郎強化委員長は「次の試合はすごく大事。目標はベスト8だが、その次(4強)も狙っている」と力強く話した。
チームは7日から最終戦に向けた調整に入る。〔共同〕