裁定取引の現物株買い残、減少 7日時点
東京証券取引所が12日発表した7日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は減少した。金額ベースでは1兆4432億円と、前の週末時点に比べ1215億円減った。株価指数先物が先行して下げた局面で、割安になった先物を買い戻して割高な現物株を売る裁定取引の持ち高解消が進んだとみられる。
3~7日の日経平均株価は週間で2.4%下落した。相次ぐ災害で投資家心理が悪化し、相場を押し下げた。現物株の裁定売り残高は2週連続で減少した。売り残高は前の週に比べ283億円少ない6483億円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕