新興株25日 ジャスダック大幅続伸、上昇率6年9カ月ぶり高さ マザーズ大幅高
25日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は大幅に続伸して終えた。終値は前日比128円10銭(4.44%)高い3015円15銭だった。終値で節目の3000円を回復するのは11日以来。一日あたりの上昇率としては2013年6月10日(5.05%)以来、およそ6年9カ月ぶりの高さだった。米国で新型コロナウイルスに対応する経済対策が実現するとの期待から同日の日経平均株価が急伸。新興市場でも投資家の慎重姿勢が後退し、個人を中心に主力株など幅広い銘柄に買いを入れた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で409億円、売買高は1億105万株だった。4営業日ぶりに1億円を回復した。ワークマンやマクドナルド、ハーモニックが上昇した。半面、ナカニシやフジトミは下落した。
東証マザーズ指数は大幅に続伸した。終値は前日比35.75ポイント(5.91%)高い641.10だった。メルカリやそーせい、サイバダインが上昇した。一方、Sansanやマネフォが下落した。
25日にマザーズ市場に新規上場したヴィスは、初値を5.3%下回る714円で取引を終えた。午前に公募・売り出し価格(公開価格、820円)を8.0%下回る754円で初値を付けた。相場上昇につれて買いが入る場面もあったが、徐々に公開株を取得した個人投資家による見切り売りに押された。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕