新興株21日 ジャスダック、マザーズ続伸 個別材料株に買い
21日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比14円42銭(0.37%)高い3952円81銭だった。東証1部の主力株が下落するなか、個別に材料の出た銘柄などに対する買いが下支えとなった。一方で、時価総額の大きい銘柄を中心に利益確定売りも出て、上値は限定的だった。
市場からは「中国の新型肺炎を受けた関連銘柄への連想買いに加え、直近の新規株式公開(IPO)に対する物色も支えとなった」(いちよし証券の宇田川克己投資情報部課長)との見方があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で620億円、売買高は8515万株。ワークマンやイワブチが上昇した。新型肺炎の感染拡大による連想買いから、重松製や興研も引き続き高い。半面、ビジョナリーや倉元、AKIBAは下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比0.98ポイント(0.11%)高い886.24だった。SansanやTKP、マネフォが買われた。一方、メルカリやフリー、サンバイオは売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕