新興株30日、ジャスダックは反落 新興市場も主力株が軟調
30日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比7円30銭(0.29%)安の2511円42銭だった。29日の米国市場でドイツ銀行株の下落をきっかけに世界的な金融不安が広がって東証1部の大型株が下落した。新興市場でも投資家心理が悪化して主力銘柄が軟調だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で412億円、売買高は1億6231万株だった。平田機工やタツモが下落した。半面、SEHIや極楽湯が上昇した。有機ELの需要が拡大するとの期待から倉元が大幅高だった。
東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比9.98ポイント(1.04%)安い948.17だった。そーせいやエナリスが下げた。半面、シルバエッグやブランジスタが上げた。
きょう東証マザーズに新規上場したG-FACは10時46分に公募・売り出し価格(公開価格、3240円)を54.3%上回る5000円で初値を付けた。終値は初値から795円(15.9%)安い4205円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕