新興株20日 ジャスダックは昨年来高値 マザーズは5日ぶり反発
20日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比17円81銭(0.45%)高い3938円39銭だった。3営業日ぶりに昨年来高値を更新し、2018年6月18日以来およそ1年7カ月ぶりの水準を回復した。日米の主要株価指数が高値圏で堅調さを保っており、新興市場でも運用リスクを取る動きが優勢だった。国内主要企業による決算発表の本格化などを控えて市場全体が動意薄の中、値動きが軽い中小型株に関心が向かいやすい面もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で584億円、売買高は8159万株。クラッチやFVC、イワブチが上昇し、いずれも制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われる場面があった。半面、ワークマンが利益確定売りに押され4日続落した。多摩川HDやリーダー電子も下落した。
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反発した。終値は前週末比0.45ポイント(0.05%)高い885.26だった。サンバイオやホープ、ミンカブなどが上げた。半面、マネフォやメルカリ、Sansanなどは下げた。指数はほぼ横ばいまで上げ幅を縮小する場面もあるなど、午後は上値の重さが目立つ展開となった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕