新興株前引け、ジャスダック、マザーズ続伸 スポーツFは買い気配
26日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比5円93銭(0.16%)高い3793円24銭となった。投資余力が増した個人投資家が、持ち分会社の譲渡を発表した多摩川HDなど好材料を発表した銘柄に買いを入れた。前引け時点で25日につけた年初来高値を上回っている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で300億円、売買高は4504万株。ハーモニックやAKIBA、リーダー電子が上昇した。半面、ホロンやマクドナルド、ワークマンは下落した。
東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比8.05ポイント(0.90%)高い900.37だった。そーせいやITbook、メルカリが上昇した。一方で、サンバイオやジーエヌアイ、エヌピーシーは下落した。
25日にマザーズ市場に上場した2銘柄は上場2日目の26日午前に初値を付けた。WDBココは9時06分、公募・売り出し価格(公開価格、1530円)の2.2倍にあたる3400円で初値を付けた。午前の終値は3440円。AIinsは10時37分、公開価格(3600円)の3.5倍にあたる1万2600円で初値を付けた。午前の終値は1万4910円。
26日にマザーズ市場に上場したスポーツFは買い気配のまま午前を終えた。気配値は公開価格(2730円)を77%上回る4825円に水準を切り上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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