新興株前引け ジャスダック上昇、マザーズ下落 決算発表銘柄に物色
14日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比11円37銭(0.29%)高い3906円83銭だった。取引時間中では一時2018年6月25日以来およそ1年半ぶりの高値となる場面があった。米中関係の修復期待を背景に日本株全体が堅調で、新興市場でも投資家心理の改善を映した買いが優勢だった。成長が期待できる銘柄への買いが続いたほか、決算を発表した銘柄への物色も目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で403億円、売買高は4954万株だった。ワークマンや倉元、ブロッコリーが高い。半面、ユニバーサルやセリアは安い。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは2.54ポイント(0.29%)安の887.35だった。メルカリやSansanは軟調。今期税引き利益の大幅減を発表した24セブンは、気配値を制限値幅の下限(ストップ安)まで切り下げ売り気配。半面、19年3~11月期決算が好感されたエルテスが大幅高。ステムリムも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕