新興株前引け ジャスダック、マザーズが下落 悪材料発表銘柄の下げ強く
20日午前の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比44円73銭(1.33%)安い3316円47銭となった。日経平均株価が下落したことで投資家のリスク回避姿勢が強まり、新興株にも売りが広がった。悪材料を発表した銘柄を中心に下げが強かった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で304億円、売買高は5456万株。今期業績の下方修正を発表したシノケンGが大幅安となったほか、ハーモニックやマクドナルドが下げた。一方、東映アニメやフクダ電は上げた。
東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比33.08ポイント(3.73%)安い852.86だった。サンバイオやミクシィ、サイバダインが下落した。半面、メルカリやALBERTは上昇した。
19日から20日にかけて東証マザーズ市場に新規上場した3社は、いずれも前場に初値を付け、3社とも公募・売り出し価格(公開価格)を上回った。
20日に新規上場したAmidAH(7671)は公開価格の1460円を92円(6.3%)上回る1552円で初値を付けた。Amazia(4424)は10時3分、公開価格の1320円を436円(33.0%)上回る1756円で初値を付けた。
19日に新規上場し上場2日目のKudan(4425)は11時3分に公開価格の3720円を1万280円上回る1万4000円で初値を付けた。公開価格の3.76倍。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕