東証14時 膠着 街角景気には反応限定
9日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前週末比80円ほど高い2万3400円台前半で膠着している。今週半ば以降、欧米の金融政策に絡むイベントや、15日には米国による中国への制裁関税「第4弾」の全面発動期限を控える。市場では「イベント待ちの雰囲気が強く取引を手控える投資家が多く、足元では2万3500円近辺で上値が重くなりやすくなっている」(国内証券)との声が出ていた。14時に内閣府が発表した11月の街角景気で現状判断指数は2カ月ぶりに改善した。一方、消費増税後の景気動向には慎重な見方も根強く、相場の反応は限定的だった。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1935億円、売買高は7億6617万株だった。
東京海上、キッコマン、ソニー、日揮HD、塩野義が高い。半面、中外薬、日東電、NTTデータ、富士通が安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕