東証14時 安い水準で膠着 後場の値幅は40円
15日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は安い水準で膠着。前日比260円程度安い2万0800円台後半での一進一退が続いている。週末を控えた後場とあって積極的に持ち高を傾ける動きはみられず、日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)は40円程度にとどまる。
トランプ米大統領がメキシコとの国境の壁の建設費を捻出するため「非常事態」を宣言する方針が伝わっていることや、中国の1月の卸売物価指数(PPI)が2年4カ月ぶりの低い伸びとなったことが相場全体の重荷となっている。半面、日銀の上場投資信託(ETF)買いの観測や、米中貿易協議の進展期待は相場全体を下支えしている。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆5608億円、売買高は9億1960万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)はきょうの安値圏で推移している。任天堂、ファストリも安い。きょう決算発表を予定しているブリヂストンも軟調だ。一方、花王やセブン&アイ、イオンといった内需関連の一角が上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕