東証14時 膠着感強まる、米民主予備選は影響限定
12日後場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は膠着感を強めている。前営業日比130円程度高い2万3800円前半で推移している。引き続きソフトバンクグループ(SBG)が大きく指数を押し上げているものの、企業業績などを巡る先行き不透明感が強い中で心理的節目の2万4000円に向けた上値追いには慎重な向きが多い。日経平均の午後の値幅は14時時点で40円弱にとどまっている。
11月の米大統領選に向けた民主党候補者選びの第2戦、東部ニューハンプシャー州での予備選について、複数の米メディアが左派のサンダース氏が勝利したと報じた。市場では「(サンダース氏勝利は)想定内の展開」との見方が多いうえ、中道派のブティジェッジ氏が接戦を演じるなど左派候補が急速に支持を伸ばす結果とはならず、日本株への影響は限られている。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆7812億円、売買高は9億7625万株だった。
キーエンスやいすゞ、セコムがしっかり。東エレクなどの半導体関連株も引き続き高い。半面、第一三共やエーザイ、アステラスは軟調。花王も一段安となっている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕