東証14時 じり高 半導体関連が強含む
11日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はじり高。前日比100円ほど高い2万1600円台半ばで推移している。半導体の受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した6月の売上高が前年同月比21.9%増え、スクリンなど半導体関連の一部が強含んだ。ただ全般には新規の材料が乏しく、上値を追う投資家はみられない。
11日の東京市場では不動産投資信託(REIT)の総合的な値動きを示す東証REIT指数が後場に上げ幅を広げている。「国内の一部の機関投資家が株や債券より利回りが高いREITに資金を振り向けている」(国内証券ストラテジスト)との声が出ていた。
14時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1475億円と前日の同時点(1兆1457億円)とほぼ同水準。売買高は7億8283万株だった。
ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が高い。東エレクや京セラも堅調。半面、スズキやSUBARUは安いほか、アサヒやキリンHDも軟調。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕