東証後場寄り やや伸び悩み、過熱感から利益確定売り
29日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はやや伸び悩み。前日比90円程度高い2万2900円台半ばでの推移となっている。連日の上昇と年初来高値の更新、さらに心理的節目の2万3000円に一時到達したことで過熱感が意識され、目先の利益を確定する目的の売りが上値を抑えている。一方、業種別の東証株価指数(TOPIX)で銀行業は一段高となっており「割安株に対する海外投資家の買いが相場の支えとなっている」(国内証券の投資情報担当者)との声も出ていた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約179億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆2705億円、売買高は7億7348万株だった。
三菱UFJと三井住友FGが上げ幅を拡大した。大日本住友と第一三共が上昇。日本製鉄や東邦鉛、宇部興が高い。一方、ファストリとファナックは軟調。東宝、コナミHDが下落。日ハム、キッコマンが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕