東証後場寄り 小動き 商い低調「短期筋が売買の中心」
19日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小幅な値動きにとどまっている。前週末比140円高の2万0500円台半ばで推移している。昼休み時間帯に上海株式相場が強含むなどアジア株が堅調に推移したことが投資家心理の支えとなっている。国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)などの重要イベントを控えたなかで持ち高を一方向には傾けづらく、市場では「デイトレーダーや短期筋が売買の中心になっている」(岡三証券の小川佳紀日本株式戦略グループ長)との声が出ていた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は118億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で8418億円と前週末の同時点(9537億円)を下回る。売買高は4億9863万株だった。
マツダやHOYAが上げ幅を拡大。子会社が暗号資産の現物取引サービスを開始したと発表した楽天も堅調。半面、リクルートや大塚HDは下げ幅を拡大。JR西日本やJR東海も軟調。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕