東証後場寄り 一時2万1000円割れ 小口の売りでも振れやすい
18日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げ、前日比150円あまり安い2万0900円台後半で推移している。取引時間中に2万1000円を下回るのは2営業日ぶり。外国為替市場で円高・ドル安が進み、海外ヘッジファンドなどの売りが出た。商いが薄く、小口の売りで下げ幅を広げやすい面がある。
前場の中ごろにトランプ米大統領がツイッターで「米移民税関捜査局(ICE)が来週にも不法移民の送還を始める」と述べた。これをきっかけにリスク回避ムードが強まった。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約290億円成立した。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で9176億円、売買高は5億3664万株だった。
東エレクとファナックが下げている。花王が安い。一方、資生堂が高い。塩野義とアステラスがしっかり。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕