東証後場寄り 高値圏で推移、上海などアジア株高が支え
8日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はこの日の高値圏を維持している。前日比220円ほど高い2万1600円近辺での値動きだ。中国・上海株式相場が引き続き堅調に推移するなど、アジア各国・地域株価指数が総じて上昇しており、投資家心理を上向かせた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約172億円成立した。業種別の東証株価指数(TOPIX)は全33業種中、保険を除く32業種が上昇。精密機器が上げ幅を拡大している。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で9946億円、売買高は6億3038万株だった。
トヨタが上げ幅を拡大。HOYAやSMCが後場一段高。村田製や日電産も高い。一方、キリンHDやキッコマンが軟調。信越化やクラレが下落し、関西電が安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕