東証後場寄り 安い水準で小動き 「好業績銘柄には先回り買い」の声も
17日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比80円程度安い2万1400円台半ばで小幅な動きとなっている。海外の短期スタンスの投資家による株価指数先物への売りが相場の重荷となるなか、「決算発表前に一部の好業績銘柄に先回りの買いも入っている」(国内証券ストラテジスト)という。2019年4~6月期決算は増収増益になるとの予想が多いキーエンスが上げ幅を広げている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は324億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆45億円、売買高は5億7436万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなどが安い。セブン&アイや味の素は下げ幅を広げた。一方、ダイキンや第一三共は上げ幅を拡大。信越化やKDDIも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕