東証後場寄り 小動き アシックスが伸び悩む
16日の後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小動き。前日比10円程度高い2万3930円近辺で推移している。新規の売買材料が少なく、積極的な売買がみられない。「商品投資顧問(CTA)は買い持ち高を維持しているため売り圧力も強まらない」(国内証券のトレーダー)という。米ナイキ製の厚底シューズが世界陸連で使用禁止になる可能性が高いと伝わり、前場に大きく買われたアシックスが急速に伸び悩んでいる。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約282億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆38億円、売買高は5億8418万株だった。
パナソニックやダイキン、ANAHDが上昇。ロームや楽天も上げている。一方、日本製鉄や資生堂、キーエンスが下落。第一生命HDや日電産、太陽誘電も下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕