東証後場寄り 下げ渋り 個人は押し目買い
15日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋っている。前日比230円程度安い2万0400円台前半で始まった。午前の相場下落を受け、日銀が上場投資信託(ETF)買い入れを実施するとの観測が相場を支えている。
日経平均の2倍の値動きを目指して運用するETFである「日経レバ」の売買高は前引け時点で既に前日の水準を上回った。SBI証券がまとめた15日前引け時点での同証券経由の売買動向で日経レバは買い越しとなっており、「個人投資家の押し目買い意欲は根強い」(国内証券の株式トレーダー)との声が出ていた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約100億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1412億円、売買高は6億7821万株だった。
ナブテスコや日東電が下落している。モノタロウや日本M&Aも安い。一方、良品計画やかんぽ生命、富士通ゼが上げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕