日経平均後場寄り 一時2万2200円台
15日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価はきょうの高値圏での値動きが続いている。前週末比300円超高い2万2100円台後半で推移している。ソフトバンクグループ(SBG)をはじめ、ファストリやファナックといった値がさ株が上昇をけん引する構図。市場では、日本株の相対的な出遅れ感を意識した海外ヘッジファンドによる日経平均先物への買いが相場を支えているとの声が聞かれる。
日経平均は2万2200円前後ではやや上値の重さも目立っている。市場では、心理的節目の2万2000円を超えたことで「個人投資家や生保・地銀といった国内勢からは利益確定売りが出やすくなっている」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト)との声が聞かれる。企業業績など国内のファンダメンタルズ(基礎的条件)に懸念が残る中で株高の持続性を疑問視する向きもあるようだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も高値圏で推移している。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約238億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆3921億円、売買高は7億4547万株だった。
エーザイやユニチャームが高い。アサヒやイオンも堅調だ。半面、大和ハウスやセコムが安い。スズキやKDDIも引き続き軟調だ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕