東証後場寄り 堅調 米中貿易交渉の進展期待で
24日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は堅調だ。前週末比50円程度高い2万1310円近辺で推移している。中国の王受文商務次官が24日、「米国と中国の通商担当者が協議をしていると発言した」とロイター通信が伝えた。「通商協議で譲歩すべきだと述べた」とも伝わっており、米中貿易交渉の進展期待から先物に散発的な買いが入った。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約74億円成立した。市場参加者が少なく、低調な取引にとどまった。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で7958億円、売買高は4億7239万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1110、値下がりは925、変わらずは110銘柄だった。
NTTデータやアシックス、マキタの上昇が目立つ。トクヤマや豊田織、リクルートが上昇している。一方、東エレクやZOZO、日ハムが安い。レンゴーやニチレイ、ABCマートも下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕