東証後場寄り 下げ幅縮小、堅調なアジア株が支え ソフトバンクG伸び悩む
14日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を縮小した。前日比120円ほど安い2万3700円台前半で推移している。新型肺炎の感染による企業業績などへの影響を懸念した売りが続いている。一方、香港ハンセン指数などアジア各国・地域の株価指数が上昇し、投資家心理を支えている。東証株価指数(TOPIX)の前引け時点の下落率が0.62%となり、日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れに動くとの観測も浮上し、日経平均は下げ幅を縮小した。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約413億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆3087億円、売買高は7億9122万株だった。
大和ハウスが一段安。クボタやT&Dが下げ幅を広げた。JFEやダイキン、ファストリが引き続き売られている。半面、大ガスや味の素が上げ幅を広げた。楽天、ユニチャームが高い。ソフトバンクGは伸び悩んでいる。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕