東証後場寄り 前日終値近辺で推移 手掛かり難で小動き
23日後場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前日比10円程度安い2万2200円前後と22日終値(2万2217円)近辺で推移している。中国・上海総合指数が午前に小幅な下げにとどまるなど新規の売買材料は限られる。薄商いの中で「連休前の持ち高解消の動きが続いているにすぎない」(国内証券ストラテジスト)との見方が多く、相場の方向感は乏しい。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は堅調な値動きとなっている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約273億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1101億円、売買高は5億9396万株だった。前日の欧州市場が休場とあって、欧米投資家の参加が少ないとの見方が多く聞かれる。
大東建やユニチャームが安い。ファストリや安川電も引き続き軟調だ。半面、JR東海や大和ハウスが高い。セコムや第一三共も上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕