東証後場寄り 堅調 新型肺炎への懸念やや後退
22日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は堅調。上げ幅をやや拡大し、前日比150円程度高い2万4010円近辺で推移している。昼休み時間帯に中国・上海株式相場が下げ幅を縮小したほか、香港ハンセン指数も堅調に推移しており、新型肺炎の感染拡大への懸念がやや後退した。東エレクやTDKなど前日に下落した銘柄を中心に買いが続いている。
米ブルームバーグ通信は22日、「アップルが『iPhone(アイフォーン)』の予想以上の需要を満たすため、台湾積体電路製造(TSMC)に対して今四半期のAシリーズプロセッサーの生産を増やすよう求めている」と報じた。大和証券の石黒英之シニアストラテジストは「買い戻しに加え、報道も半導体関連や電子部品株の買いにつながっているようだ」との見方を示した。
前引け後の東証の立会外で国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は326億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で9457億円、売買高は5億4349万株だった。
リクルートやダイキンが高い。半面、塩野義やヤマトHDは安い。デンソーやスズキも軟調。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕