東証後場寄り、一段高 米中協議の期待継続、香港株大幅高で
11日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は一段高となっている。上げ幅は240円超に達し、2万1700円台後半ときょうの高値を付けた。11日に予定するトランプ米大統領と中国の劉鶴(リュウ・ハァ)副首相との会談で、貿易協議が進展するとの期待が継続している。市場では「予想以上に合意に向けてのペースが早そうとの見方が出ているようだ」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジスト)との声があった。香港・ハンセン指数の大幅上昇も投資家心理を一段と強気に傾けた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約250億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1871億円、売買高は7億567万株だった。
トヨタやホンダが引き続き高い。ファストリも上昇している。安川電は一時上げに転じた。中外薬、カカクコムなど安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕