東証後場寄り 堅調 東エレクが上げ幅拡大 商いは低調
20日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比100円程度高い2万0600円台後半で堅調に推移している。東エレクや京セラが上げ幅を広げるなど米中貿易摩擦への警戒が和らいだとの見方から、半導体関連や電子部品株の一部に海外投資家の買いが続き、相場を支えている。
だが、商いは低調で積極的に相場の上値を追う投資家は少ないとの声も多い。前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約177億円成立。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で8476億円、売買高は5億822万株にとどまっている。
花王や菱地所が高い。キーエンスやソニーのほか、エーザイや武田も上昇している。一方、ファストリや東レが安い。マツダや富士通、住友鉱が下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕