東証後場寄り 下げ幅縮小、上海株の下落小さく投資家心理が改善
10日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を縮小し、前日比130円あまり安い2万1600円台後半で推移している。日本時間の昼休み時間中に、中国・上海株式相場の下落幅が小幅となり、投資家心理が改善した。午前の下げを受けて日銀による指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ観測も浮上し、株価指数先物への売りの勢いが弱まっている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約270億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1118億円、売買高は6億7045万株だった。
NTTドコモとKDDIが下げている。コマツと日立建機が安い。一方、日ハムとニチレイが高い。いすゞとデンソーがしっかり。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕