東証前引け 反落 商い薄く方向感乏しい 円高が重荷
18日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落した。前日比56円05銭(0.27%)安の2万1067円95銭で終えた。中国の大手がスマートフォンを減産すると伝わり、海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に売りを出した。米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要なイベントを控え売買を見送る投資家が多い。
前場の中ごろにトランプ米大統領がツイッターで「米移民税関捜査局(ICE)が来週にも不法移民の送還を始める」と述べた。これをきっかけにリスク回避ムードが強まり、外国為替市場で円が対ドルで上昇し、株式相場の重荷になった面もある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に下落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7893億円と低調。売買高は4億6019万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1320、値上がりは716、変わらずは107だった。
前日に独社を買収すると発表した東海カが下げた。ソフトバンクグループ(SBG)とファストリが下落。太陽誘電とソニーが安い。一方、リクルートが上昇した。トヨタとホンダも上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕