東証前引け 小幅続伸 個人が買い、薄商いで上下に振れる場面も
22日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸した。前週末比20円44銭(0.09%)高の2万2221円00銭で前場を終えた。小反落で始まったが、売り一巡後は押し目買いで上げに転じる場面もあり、前週末の終値(2万2200円)を挟み小動きとなった。前週末の米株式市場は休場で、22日も海外市場の一部が休場とあって、商いが薄かった。短期の海外投資家による株価指数先物の売買で値が上下に振れる場面もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅に続伸した。
個人投資家の買いが相場を支えた。10連休を控え、信用売りを出している銘柄の一部を買い戻す動きがみられた。一方、中国・上海株式相場が下げに転じると、海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に売りを出し、日経平均の下げ幅は一時100円を超えた。
スリランカの計8カ所で21日、爆発が発生した。当局は連続爆破テロとみて捜査を進めている。ロイター通信は捜査当局が13人のスリランカ人を拘束したと報じた。ただ、「同地に進出している日本企業は少ない」(国内証券のストラテジスト)といい東京市場で材料視する向きは限定的だ。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で8676億円、売買高は4億7656万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1060、値下がりは963、変わらずは117だった。
大和ハウスの上げが目立った。ユニファミマとイオン、セブン&アイが上昇。小田急と京王が高い。一方、スクリンとSUMCOが下げた。三菱UFJと第一生命HDが軟調に推移した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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