東証10時 じり安 国内投信の売り、下げ幅一時180円超
8日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はじり安となり、前週末比140円ほど安い2万1600円近辺で推移している。下げ幅を180円超に広げる場面があった。海外ヘッジファンドによる株価指数先物の売りが続いている。指数連動型上場投資信託(ETF)の運用会社が決算日を迎え、分配金を捻出する目的の売りを出していることも相場を下押ししているとみられる。
東海東京調査センターの仙石誠シニアエクイティマーケットアナリストは国内投信について「ETF決算日が集中する8日と10日で6000億円程度の売りが出る」と試算していた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で4573億円。売買高は3億1698万株だった。
ファストリとソフトバンクグループ(SBG)が下げている。スズキとイオンの下げが目立つ。テルモとオリンパスが安い。一方、リクルートとNTTデータが上げている。静岡銀と千葉銀が高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕