東証10時 前日終値近辺で推移 ソフトバンクGの下げ渋りは支え
7日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日終値である2万3303円近辺で推移している。短期筋による株価指数先物への断続的な買いなどで、前日比32円高まで強含む場面もあった。業績の底入れや改善が確認できた銘柄への積極的な買いも目立つ。2019年7~9月期の連結最終損益が巨額の赤字となったソフトバンクGの下げ渋りが、投資心理を支えている面もある。
市場では「ソフトバンクG株には朝安後、値ごろ感に着目した個人投資家が押し目買いを入れている」(国内証券の株式トレーダー)との声が聞かれた。米中首脳会談の開催時期を巡る不透明感などから、円相場は1ドル=108円台後半とやや円高に振れているが、株式市場では目立った売りにはつながっていない。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6941億円、売買高は3億8667万株だった。
イオンや大東建、小野薬が上昇している。シスメックスや国際石開帝石、SMCが高い。一方、東海カやSUBARU、味の素が安い。神戸鋼や出光興産、サッポロHDが下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕