東証10時 下げ幅100円超に 短期筋が利益確定売り
16日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を広げている。連休前12日と比べた下落幅は100円を超え、10時過ぎに一時前週末比113円安の2万1572円を付けた。外国為替市場で1ドル=107円台後半まで円高・ドル安が進行したことなどを受け相場全体の先高観が後退するなか、このところ上げが目立っていた医薬品や不動産などに持ち高調整を目的とした売りが出た。東エレクが一時下げに転じるなど、朝方は上昇していた半導体関連に短期筋による利益確定売りも出て相場を下押しした。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5490億円、売買高は3億5525万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やユニファミマが安い。ファナックも下げに転じたほか、KDDIやソニーが下落している。一方、トヨタやデンソーが高い。資生堂やサッポロHDが上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕