東証10時 膠着 米中材料出尽くしで短期勢は売り
16日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日終値(2万3916円)近辺で膠着している。短期勢による利益確定目的の散発的な売りが出て上値が重い。外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半で方向感が乏しいのも、買い控えにつながっている。
市場では「年初来で株式の保有割合を増やしてきた海外ヘッジファンドの一部は、米中関係を巡る好材料が出尽くしたとして、利益確定売りに動いている」(国内証券のストラテジスト)との声が出ている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で5740億円、売買高は3億3665万株だった。
アシックスやSUBARU、スズキが上昇。リクルートや中外薬、ソニーが上げている。一方、安川電やSMC、THKなど設備投資関連株が安い。日立建機やスクリン、ディスコも下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕