東証10時 伸び悩み 短期筋が売り ソニー下げに転じる
5日の前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は伸び悩み、前日比200円ほど高い2万3280円近辺で推移している。前日の米株高を手掛かりに買いが先行した。しかし、5日の中国・上海総合指数の動向などを見極めたいとの空気も根強く、買い一巡後は短期筋による株価指数先物への利益確定売りが優勢になっている。決算が底堅いと受け止められたソニーは買いが先行したが、その後下げに転じた。
市場では「長期視点で取引する海外投資家からは決算が良好と評価された銘柄を中心に買いが入っているが、上値では短期筋を中心に売り圧力が強い」(外国証券の株式トレーダー)との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7192億円、売買高は4億578万株だった。
キーエンスやマツダ、信越化が上昇している。第一生命HDやローム、ファミマが上げている。一方、花王やユニチャーム、第一三共が下落。HOYAやオリックス、村田製が下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕