東証10時 下げ渋り、25日移動平均割れで押し目買いも
14日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ渋り、前日比150円ほど安い2万3600円台後半で推移している。日本国内で新型肺炎による死者が初めて確認されたのをはじめ、新型肺炎関連の報道が相次ぎ、経済や企業業績への警戒が強まっている。先物に売りが優勢となり、200円超安まで下落する場面があった。短期的な下値支持水準とされる25日移動平均を一時割り込んだことで、個人投資家などの国内勢による押し目買いが入ったとみられ、下げ幅を縮小した。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7209億円、売買高は4億4499万株だった。
JFEやクボタが下げ幅を拡大。アサヒや日本製鉄も一段安。日産自やマツダが引き続き売られている。半面、ソフトバンクGや楽天が上げ幅を拡大。花王や味の素も買われた。ユニチャームや大ガスが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕