東証10時 しっかり 米中協議への懸念がやや和らぐ
10日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価はしっかり。前日比90円ほど高い2万1400円台近辺で推移している。「米大統領が中国と来週協議すると述べた」と一部で報じられ、米中貿易協議への懸念がやや和らいだことから海外の短期投資家が株価指数先物に買いを入れた。
一方、日経平均は前日まで5日続伸し、1カ月ぶりの高値圏で推移していることから、個人投資家などが利益確定売りを出している。市場では「米中の協議が進展しても、トランプ大統領が突発的に中国に圧力を再び掛けるシナリオも想定され、積極的には上値を追いにくい」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6475億円、売買高は4億2803万株だった。
野村やトヨタが上げ幅を拡大した。日精工やりそなHDが高い。半面、味の素やJR東海、OLCが下落している。三井不と三菱地所は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕